スイートオアシス 菓匠Shimizu

シェフのブログ

清水慎一の頭と心の中にある様々な夢、想い、思考、日々の出来事の中で感じたことを綴ってまいります。

  • 幸せマイレシピ⑧ 感謝の原点は生んでくれてありがとう

    すべての感謝の原点は、両親への「生んでくれてありがとう」です。
    周りの友達やお客様への感謝の質も、家族への感謝がなければ生まれてきません。

    僕も親に対して素直になれずにいた時期もありました。
    今でも親だからゆえに素直になれない部分もありますが、僕の大きな転機は31歳の自信の誕生日でした。

    誕生日はお祝いしてもらう日だとずっと思っていたのですが、
    実はそうではなく、周りの方々と何より両親へ「生んでくれてありがとう」を伝える日なんですね。

    僕は31歳の時、はじめて両親にその言葉を伝えました。
    体が震えて、涙が出てきたことを今でも覚えています。


    弊社のスタッフにも入社前に両親への感謝をきちんと伝えてきなさいと指導します。

    父親との関係が良くないまま面接試験を受けに来たあるスタッフがいます。
    彼に出した入社試験は「両親へ生んでくれてありがとう」の言葉を伝えてくることにしました。

    彼は数週間後、涙を流しながら来店し、無事入社を果たしました。
    彼のお父さんが突然の事故でなくなったのはそれから1年後でした。

    彼は、
    「あのとき感謝を伝えられてなければ一生そのままだった。あのとき父に伝えられてよかった」と葬儀の時に話してくれました。母の日、父の日がやってきます。大切な言葉を伝えてみませんか。

  • 幸せマイレシピ⑦ 大人が変われば子どもが変わる

    以前、尊敬する方に誘われて、関西のある少年院で講演させてもらったときのことです。

    少年院をテレビでモザイク処理された映像しか見たことのない僕は、
    正直いうと当日まであまり気が乗らずにできれば行きたくないと思っていました。

    しかし、院内に入り施設を見学させてもらうにつれて、心が変化してきました。

    ある部屋には、少年たちが自筆で書いた詩が飾られていました。

    撮影もメモも禁止された院内ですので、僕の記憶をたどると、こんな詩だったと思います。

    「おとなのみなさんへ あなたがたはそんなにもえらいにんげんですか ぼくはそんなにもダメなにんげんですか」


     
    体中に衝撃が走りました。涙が出てきました。

    僕自身、実際に固定観念で施設を見て、偏見があったことを恥じました。
    そんな大人が世の中に多いから、子どもたちの居場所がなくなってしまっているのでないか。

    僕の人生観が大きく変わった瞬間でした。
    大人が作り出す環境が子どもの未来につながっている。
    大人の接し方次第で子どもたちの可能性は変化する。
    子どもを正す前に、大人が自らを律する必要があると強く感じた出来事です。

  • 中学生からの質問

    2015/05/04Q&A

    5月1日、てっぺん大嶋さんとの夢講演会にご参加くださった皆様、
    この場をお借りして御礼を申し上げます。ありがとうございました。

    参加者の皆様から、次回開催の要望を早くもいただくなど、
    本当に充実した講演会になったことを、とても嬉しく思います。


    講演会の中で、質問をたくさん頂きましたが、
    時間の都合上、すべてを時間内に紹介することができませんでしたので、
    このブログで、ご質問を紹介し、僕なりの返答をさせていただきます。


    まず一つ目は、中学生からの質問です。


    ======================
     
    「中学校で副学級長をしています。ですが、クラスにまとまりが無く、
    言うことを聞いてくれません。楽しくまとまりのあるクラスを作るには
    どうすれば良いでしょうか。」

    ======================

    素晴らしい質問ですね。
    中学生で、こんな責任感をもっていることが素晴らしいです。



    僕も中学生のとき、学級長をしていました。

    僕は、学級長としてクラスをまとめなければならないと思ってはいましたが、
    僕がしたことは、クラスメイトを非難し、命令し、権力で動かそうとしていました。

    自分では何もやらずに、ただ、口で「~してください」とか言ってるだけでした。。。


    それを、担任の先生に見透かされて、こんなことを言われました。

    「慎一、お前は人に言うだけで自分でやろうとしてないだろ。
    学級長は、まず自分が手本を見せて、誰よりも一生懸命やって、
    自分のやってる姿を見てもらうことだぞ。だからみんながついてくるんだ。」と。


    まさに、リーダーの在り方を、当時の担任の先生に教わりました。


    率先垂範こそがリーダーの姿。
    人を動かそうとする前に、まずは自分がやるべきことを徹底して継続すること。


    そして、何よりもリーダーに大切な要素として、僕は『明るさとワクワクした心を持つこと』
    を付け加えたいと思います。


    リーダーが楽しそうでないチームは、楽しいチームにはならない。
    リーダーが、今はまだ達成されていないことでも、その実現を誰よりも信じ、
    誰よりも行動し、そして誰よりもワクワクしながらそこに向かい続けること。


    本気でやっていればその想いは必ず伝わるし、
    伝われば、必ず周りの人たちは応援してくれます。
    周りが応援してくれるようになったとき、自分の本気が本物だったと証明されます。




    ワクワクした心を持つために、習慣化していかなければならないことがあります。

    それが、
    1.プラスの言葉
    2.プラスの表情
    3.プラスの動作
    4.プラスのイメージ
    5.感謝する心

    です。


    これがまさにSBTの根本になるものですが、
    菓匠Shimizuのルールでもあり、
    今、小中学生、高校生たちに講演で伝えていることです。

    こんなクラスを作りたい!こんなチームを作りたい!
    そのビジョンに向かって、すべきことを率先垂範し、
    ワクワクしながら継続することがとても大切です。

    その上で、
    クラス全員で作りたいクラス像を共有し、
    様々な体験を共にする中で、「いいクラス」が実現するのではないでしょうか。






  • 失敗を繰り返す人とそのリーダーの関係性

    ある人が失敗を繰り返す原因。

    それは、その人とその人のリーダー的立場にある人との人間関係がすべて。


    これは非常に耳が痛く、胸が苦しくなるが、まさにその通りだと感じる。


    期待を通り越して、過度な押しつけになっていたり、
    これぐらいして当たり前、という感謝の気持ちがないリーダーの態度が、
    部下を萎縮させ、「できなかったらどうしよう。。。」という否定的な雑念を生む。


    当然ながら、すべての失敗を笑って許す、というような骨なしのリーダーではいけないが、
    その失敗を分析し、考え、改善し、再び行動に導くための関係性なくして、
    その失敗を生かしていくことはできない。

    そこに成長はない。


    感情で叱るのではなく、
    その問題から共に学び共に成長する覚悟と根気がリーダーには必要になる。



    かと言って、部下に対し、「がんばっているからOK」なんて、
    僕は口が裂けても言わない。絶対に。

    それは、ただの逃げだし、過保護で無責任のリーダーだ。

    そんなことが許されたら、なんでもありになる。


    周囲の人に迷惑を掛けたり、嫌な思いをさせたことは、
    しっかりと自覚させなければならない。

    どんなにがんばっていようが、それが人を満足させるものでなければ、
    ただの自己満足であり、自己正当化であり、逃げてるだけ。



    リーダーであるならば、その人のよくないことはよくない!
    としっかりはっきり言えなければ、責任放棄だ。


    大切なのは、伝え方とその人との関係性。
    愛情の可視化ができるかどうか。


    わかりやすく、平常心で、しっとりと伝える。

    その人への愛と信頼があれば、解決に向かうしかない。


    誉めて伸ばす、とか叱って伸ばす、とか
    そんなのナンセンスで、その人を心から信じ、待ち、許す覚悟。



    自分が苦手と思えば、相手も同じことを思っている。

    自分が嫌いと思えば、相手も自分を嫌っている。


    リーダーは、常に「先出しじゃんけん」をしながら、
    負けてあげることができる勇気を持つこと。


    感謝、謝罪、ねぎらい、おもいやり、優しさ、

    時間、お金、などなど。


    様々な自分の持ち物を相手よりも先に差し出すのがリーダー。

    ただ、答えや自分の考えを先出しすることはない。


    そこは待ちの姿勢。粘り、根気。



    リーダーは損をする、それでいいし、それがリーダー。

    相手に得をさせ、相手を富ませるのがリーダー。




    そんなリーダーでありたいし、
    そんなリーダーになれる人を支えたい。


    道、険し。。。

    しかし同時に、それは、リーダーという立場にいさせてもらえる幸せ。






  • 気が利く人

    気が利く人ってどんな人?


    予想通りのことをする人?

    期待したことを満足させてくれる人?

    思ってもみなかったことをしてくれる人?



    サプライズなんていらない。

    相手が驚くような大きな感動のウルトラCなんていらない。


    ほんの少しだけ、ちょっと嬉しいって感じてもらえることをすることが大切。


    して欲しいと思っていることを、して欲しいと思ってるときに、して差し上げること。


    欲を言えば、相手がして欲しいと思うちょっと前に、それを察してして差し上げること。




    気が利く人は、いつも中心が自分じゃなくて相手にある。


    自然に観察して、察知することができる。


    自分の立場じゃなくて、相手の立場で考えることができる。

    これができる人が、視野が広い人。

    自分のことだけじゃなくて、誰かのことをいつも考えている。

    しかも、自分のやるべきことは淡々とやる。



    その上で、いつも誰かを喜ばそうとしている。

    ほんの小さな行動で。ほんの些細な言葉で。



    その積み重ねが、信頼になり、感動になる。