スイートオアシス 菓匠Shimizu

シェフのブログ

清水慎一の頭と心の中にある様々な夢、想い、思考、日々の出来事の中で感じたことを綴ってまいります。

  • 幸せマイレシピ⑤ 役割が夢を超えるとき

    【役割が夢を超えるときがくる】
    東日本大震災以降、毎年決まって行く場所が岩手県大槌町です。
    大槌町は甚大な被害を受けた地域の一つです。

    そこで子どもたちと
    「将来の大槌復興夢ケーキ」と題して復興の夢を地図に描き、それをケーキにしました。

    今回の訪問で素敵な出会いがありました。
    それが、今春に営業を再開させたある旅館の女将さんです。

    夕食時、テーブルに並んだものすごい量の料理を見て驚きました。
    女将さんは、旅館の再開を考えるどころか震災後毎日死ぬことばかり考えていたそうです。

    すべてを失い生きる気力も無くしていた女将さんでしたが、
    空を見上げ、大地を見つめたとき、地面を歩く虫を見て気づいたそうです。

    「私も生かされている。生かされたなら、きっと私にも役割がある」と。

    女将さんはご自身の役割を「大槌に来た人をお腹いっぱいにすること」だとおっしゃっていました。


    そのとき、僕は感じました。
    明確な夢や目標がなくても、役割に気づいたときに人は輝ける。

    そして、居場所と役割があればがんばって生きていける、と。

    役割のない人なんていない。気づいていないだけ。

    どんな人にも役割があります。その役割に気づくことで毎日が変わると思います。



  • 幸せマイレシピ④~目的と手段~

    「目的と手段」


    あなたは、何のために働くのですか?
    あなたは、何のために勉強するのですか?
    あなたは、何のためにその夢を叶えるのですか?

    何のために?それを深堀して考え明確にすることが大切です。
    例えば、勉強をして、いい学校へ行って、いい会社に入ること。
    それは単なる手段でしかないのです。
    高校野球にしても、甲子園出場というのは目的ではなく手段です。

    もちろん、学校や職業、スポーツ大会などは目標の一つではありますが、
    その目標というものも、目的を達成するための手段でしかないのです。

    『目的=何のために』をしっかりと自分の軸に据えることが大切です。

    何を以て何を為すのか。

    「以て為す」
    それが「おもてなし」の語源です。

    私たちは、「菓子を以て夢を為す」ことを目的としています。

    おおげさに聞こえるかも知れませんが、
    「たった一度しかない人生をどんな人生にしたいのか」それが目的の最終点です。

    その目的を為すことを僕は「夢」と表現し、
    その夢の実現のために、勉強や学校や会社があるのです。

    しかも、手段は百万通り以上、無限にあるのです。

    「何のために」の答えは人それぞれで、今すぐ簡単にわかるものでもありません。
    それを知るために今目の前のことに全力を尽くしていくことが大切なことだと思います。


    週刊いな連載コラム「幸せマイレシピ」
    次号は12月4日予定


  • 居場所と役割

    「人には役割がある」


    先日の岩手県大槌町で出会った旅館の女将さんのお話。

    震災後、すべてを失い死ぬことしか考えていなかった女将さんが、
    あるとき、地面を動く虫を見て、生かされる命を感じ、
    ご自身の役割に気づき、今年旅館の営業を再開された。

    ものすごい精神力と行動力と決断。




    最近、自分自身でも迷い悩むことが多くあった。
    間違った決断をしそうにもなってた。

    でも、女将さんの話を聴いて、
    自分の悩んでいることの小ささを感じた。
    自分がいかに恵まれているか痛感した。

    まさに、『吾唯知足』。


    少しくらい思い通りにならなかったりするだけで、
    自分中心の考え方で卑屈になっている自分だったけど、目が覚めた。


    僕にも役割がある。

    そして、誰しもに役割がある。
    役割のない人なんていない。

    ただ、その役割に気づいていなかったり、拒否している人はいる。



    『役割が夢を超えるときがくる』
    文昭さんの言葉。

    誰かからお願いされたことや頼まれたこと。
    それがたとえ自分のやりたいことではなくても、全力で取り組む中で、役割が与えられる。

    もうすでに、役割は与えられているかもしれない。
    それに感謝して受け入れるかどうか。

    いつまでも子供みたいに自己主張ばかりの一人よがりの夢を語ってはいないか。
    厳しく自問自答する。




    そして、先日新刊の打ち合わせの中で、
    燕遊舎のお二人にも、同じようなお言葉をいただいた。

    『居場所と役割があれば人は生きていける』

    志や使命といった重苦しい背負い込むものではなくても、
    自分の居場所と役割を大切にすること。


    僕は僕の役割を果たそう。
    そして、僕の居場所はここだ、と誇りを持って言おう。

    そして、スタッフの居場所を創り続けよう。
    スタッフの役割を手伝い続けよう。



    居場所と役割

    大切にしていこう。











  • ファンとアンチ

    ファンが多い人ほどアンチも多い。

    野球チーム、サッカーチームもそう。
    企業も同じことが言えるかもしれない。

    芸能人、作家、有名人、著名人、
    影響力の大きい人ほど批判に晒される。


    そういう話を耳にしてしまうことがある。
    聴きたくないし、その場にいたくもない。

    人の批判をしながら楽しく酒が飲めるほど暇じゃない。


    大抵、僕に誰かの批判話をしている人は、
    僕がいないところでは僕の批判をしている。
    間違いない。

    だから、そういう人には近づかない方がいい。


    そんな人たちは、遠い存在。
    双方よくわからない者同士のどうでもいい存在。
    遠ざけようとしなくても、自然と遠ざかっていく。疎遠になっていく。



    でも、本当に近くにいる人たちは、批判がない。

    外部に批判される人たちは、
    なぜかその人の親近者の皆さんはいい人が多い。
    その人のことが大好きな人たち。

    意見の衝突や喧嘩はある。
    でもそれは、真剣に付き合っている証拠。
    もちろん、時には批判もあるけど、
    それは限りなく前向きな改善へ向かう討論でもある。


    ファンが多いほどアンチも多い。

    でも、アンチだからといって邪険に扱ったり、
    あからさまな態度で接することはできない。

    アンチの中にこそ、真実が隠されていることもある。


    本当に魅力的な人は、アンチすらもファンにしてしまう不思議な力がある。

    そんな人ほど、アンチに対しても受け入れる大きな器がある。

    そんな人になりたい、と思う。

















  • 幸せマイレシピ③~他喜力~ 週刊いな連載コラム

    他喜力

    自分以外の誰かの役に立つもの、それが僕の夢の定義。
    自分のことしか考えず、自分だけ楽をしたり、得をすることを夢とはいいません。
    誰かを喜ばせたい、誰かの役に立ちたい。それが原点。

    それは、「他喜力(たきりょく)」、文字通り、他人を喜ばせる力です。
    優先順位の第1番目が自分ではなく、他人にある。
    僕の人生の師匠で日本におけるメンタルトレーニングのパイオニア、
    能力開発の第一人者、西田文郎氏の造語です。


    仕事、スポーツ、勉強、恋愛・・・
    すべての分野でうまくいってる人の共通点は「他喜力」。
    自分のためだけにがんばっている人はあきらめが早く、途中で投げ出すことが多いが、
    人のためにがんばっている人はあきらめが遅く、困難を乗り越える力があるそうです。

    だから、やりたいことだけをやるのではなく、面倒くさいことや、
    やりたくないことでも、人から頼まれたことをすることで夢が見つかり、広がり、叶っていくのです。


    清水慎一
    伊那市 菓匠Shimizuシェフパティシエ

    次号は11月6日掲載予定