スイートオアシス 菓匠Shimizu

シェフのブログ

清水慎一の頭と心の中にある様々な夢、想い、思考、日々の出来事の中で感じたことを綴ってまいります。

  • 同じ失敗を繰り返す理由

    何度も同じことで注意される人がいる。

    何度も同じ失敗を繰り返す人には、それなりの理由がある。



    能力がないから?

    センスがないから?

    やる気がないから?

    やる気を導けない指導者のせい?

    性格?



    全部違う。

    全部違う。




    改善しようと本気でやってます、という人もいる。

    本気でやってたらそんなところで同じ失敗は繰り返さない。


    同じ失敗を繰り返すことに本人も自分自身に嫌気がさす、という人もいる。

    自分を卑下する時間があるなら、他にやることがある。



    同じ失敗を繰り返す理由は何か?




    それは、

    なぜ失敗したか、を理解しようとしてないから。

    さらには、

    どうすれば同じ失敗を繰り返さずに済むか、を考えていないから。



    なにをすれば防げたか?

    なにをしなければ防げたか?



    要は、

    『突き詰める』ということ。



    人からもらう答えばかりやっている人は、これができていない。

    人から突き詰められるのではなく、自分自身で突き詰めること。




    なぜうまくいかないのか、には必ず理由がある。

    思考の要因、行動の要因、習慣の要因。。。





    それは、失敗体験だけではなく、成功体験も同じこと。

    なぜうまくいったのか?

    その理由を的確に知ること。




    自分はどこに向かうのか?

    自分がやるべきことはなにか?



    未来を設定し、今を動く。



    いかなる時も突き詰めて考える。

    そして、理由を明確にしたら、行動を決める。



    行動を決めたら、実行する。

    実行すれば、良くも悪くも結果が出る。


    その結果をまた突き詰める。


    その繰り返し。




    うまくいく理由も、うまくいかない理由も

    うやむやにせずに突き詰める。

    そして、やるべきことに集中する。


    そのルーティーンを徹底してやる。



    頭を使って仕事をする。



    ただ楽しいなんてのは仕事ではなく、遊びだ。

    プロとして、恥ずかしくない仕事を。












  • プラス思考?

    プラス思考というものが世間的にだいぶもてはやされている。

    当然ながら、プラス思考は大切なことではあるが、
    『真のプラス思考』というものの意味を誤った認識をしている人が多いように感じる。


    プラス思考というのもは、自分の都合のいいように考えることではない。

    「ま、なんとかなんじゃん♪」とかいう、まったく根拠のないあまりに短絡的かつ安易な考え方ではない。



    やりたくないことや向き合いたくないものから目を背け、逃げ、
    「どうにかなる」などというようなものは、プラス思考でもなんでもない。


    今の自分の負の要素に、どれだけ真剣に向き合っているのか。

    失敗した理由を、突き詰めて真剣に深堀りしているのか。


    なぜ負けた?

    なぜ同じことを繰り返す?

    なぜ?なぜ?なぜ?


    どうすればそれができるようになる?

    今何ができる?

    今やるべきなのにしていないことは何?

    今やめるべきなのにしていることは何?




    具体的反省~具体的考察~具体的改善~具体的行動~具体的結果

    やるべきことが見えたら、やり続けろ。

    できるようになるまで、これでもかとやり続けろ。

    必死になって、我武者羅に、わき目も振らずにやり続けろ。



    ただ楽しくやろう、なんて、究極の逃げだ。

    笑ってやろう、なんて、努力をしない敗者の言い訳だ。



    毎日が真剣勝負。

    楽しさというのは、真剣にやっている中でふとしたときに感じるもので、
    最初から追い求めるものではない。


    もうダメかもしれない・・・
    そこまで自分を真剣に追い込んだとき、

    きっと、新しい何かが自分の中に生まれてくる。


    そこから逃げてたら、何も変わらない。ずっと負け犬だ。



    自分と向き合え。

    自分のマイナス要素ともっともっと真剣に向き合え。

    逃げるな。



    その努力は、必ず自分に返ってくる。


  • 幸せマイレシピ②~野望と志 2種類の夢』~週刊いな連載コラム

    『野望と志 2種類の夢』

    「夢」とはどんなものでしょうか。
    聞いた人が驚くような夢じゃなくても、頑張りたいことや好きなこと、
    食べ物や行ってみたい所でもいい。

    人を喜ばせることや自分が笑顔でいること。
    それも立派な夢です。

    夢には2種類あると思います。
    一つは「野望」。お金や地位、名誉など我欲を満たすもの。
    もう一つは「志」。誰かのためにという利他の精神、自分ではなく他人の喜びを創る夢。

    どちらがいい悪いではなく、二つが両立してはじめて夢がカタチになっていく。
    人間は他人に喜んでもらうことで、最高の喜びを感じる存在だそうです。



    実は、親子関係や社内がうまくいかない時、
    今は亡き祖母によく言われました。
    「お前は自分のためだけに頑張ってないか?だからお前の人生はつまらんのよ。
    自分以外の誰かのために頑張れる男になってみろ。そうすればきっと楽しくなる」と。


    まさにそれが僕の夢になりました。
    夢は「やり方」ではなく、「在り方」なのです。


    清水慎一
    伊那市の菓匠Shimizuシェフパティシエ
    次号は10月2日掲載予定

  • 親切


    親切はなぜ、「親」を「切」と書くのか?


    スタッフに質問してみました。

    すると、やはり誰もわからなかったので、調べてくるように宿題を出しました。



    正確なことはわかりませんが、聴いた話があります。






    親切とは、「親」を「切」る と書きますが、


    切る のではなく、『大切にする』 という意味です。



    親を大切にするかのように、人に接すること。

    それが、「親切」ということ。




    「親」とは、親しい人であり、父や母のことですが、

    「木」の上に「立」って行き先を「見」る。「見」守る。

    という意味があると聞いたことがあります。







    では、「切」は?

    今はもちろん 切る という使い方が一般ですが、

    もともと「切」とは、肌身離さずといった意味があったようです。


    あと、「切」という字は、感情を強調するときによく使うもののような気がします。



    切に願う 切に想う 切実 痛切 切々 




    菓匠Shimizu社員の義務的必須アイテム

    仏語辞典 日仏辞典

    当然大事だけどもっと大事なのは

    国語辞典 漢和辞典 



    言葉を知っているは、

    人との会話が膨らむ。面白い。

    勉強だ。








  • どっちをどっちに合わせるの?

    先日、奈良県洋菓子協会主催の講習会に講師として行かせていただきました。

    伊那食品工業さんのご尽力により無事に終了できましたことを感謝いたします。


    協会役員の皆様、奈良女子高校の皆様、

    そして、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございまいした。





    専門学校の授業も含めて講習会や技術指導の機会を一年間で15回~20回ほどいただきます。

    来週は群馬県洋菓子協会主催の講習会に行かせていただきます。



    プロ向けの講習会ではあまり話さない内容ですが、学校や社内の新入社員には必ずするのが、

    この「乳化の原理」です。

    乳化というのは、わかりやすく言うと油と水を合わせる、ということです。



    固い物と柔らかい物、どっちをどっちに合わせるの?ってことです。


    「固形物と液体、どちらをどちらに合わせると混ざりやすいか?」



    これを僕はいつも、人に置き換えてたとえ話をします。



    「固い心の持ち主と柔らかい心の持ち主がいる。どちらがどちらに寄り添えば仲良くなれる?」


    自分が柔らかい心を持って固い心の人に少しずつ寄り添うこと。

    大事なのは「少しずつ」。一気にいくと相手にひかれる。。。



    流動性のあるやわらかい物質を固形に少しずつ合わせていくことが「乳化」のポイントです。



    人間関係とお菓子創りって似てることが多いです。



    苦手な人にほど親切に。嫌いな人にほど優しく。

    まさに、「損の精神」。


    あ!親切って、親を切るって書きますが、その漢字の意味ご存知ですか?

    明日それ書こ。